「断糖」しないとケトン体が出ないの?

断糖しないとケトン体が出ないの?
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ケトン体を出すための食事って?

みなさんは、ケトン体を増やすためには糖質をどの程度制限しなければいけないと思われますか?断糖(糖質の摂取をほぼゼロに近いぐらい厳しく制限する)しないとケトン体が出ないのでしょうか?

個人差はあると思いますが、私は1回の食事の糖質量が10g程度でも常にケトーシスになっています。外食でうっかり隠れ糖質を摂り過ぎて血糖値が170を超えたときはケトスティックは真っ白になりました…

脂質は体内でケトン体を作りやすく、糖質はケトン体を消す方向に働き、タンパク質はその中間なのだそう。

糖尿病患者の場合はタンパク質の種類によっては結構インスリンが出ますので、タンパク質の影響は健常者より大きいかもしれませんね。

 


 

難治性のてんかんの治療でケトン食を実践している場合

[脂質(g)]:[炭水化物(糖質)(g)+タンパク質(g)]

が2:1から3:1となるようにするそうです。

たとえば糖質10gでタンパク質20g摂るなら、脂質60~90g摂るべきということになるのですが、これはなかなか大変なことですよね💦

私はよく歩いたり食後に運動もしますので、早く糖質を使い切ってしまうのでケトーシス状態を保ちやすいのかもしれません。

 

にゃご
にゃご

これはなかなか容易なことではないね~。

よっしー
よっしー

栄養を考えながらこの通りにするのは簡単ではないかもしれないわ。

食後に運動するのも良いかもしれない

何のためにケトン体を増やしたいのかにもよりますけど、たとえばダイエット(減量)が目的であれば中性脂肪がどんどん使われるようになればいいわけです。

糖質をたっぷり食べていると確かに糖質ばかりがエネルギーとして使われがちですが、必ずしも「糖質ゼロ」にしなくても運動量が多ければ体脂肪は使われるはず。

医師から運動してはいけませんと言われているならともかく、そうでなければ食後にちょっと体を動かせば糖質5~10gぐらいは消費できると思います。

食事の糖質をどこまで減らさなければいけないかというのは難しい問題です。ここから先はあくまでも私の個人的な考えですけど、私は野菜もある程度は食べたほうが調子がいいのでどうしても「断糖」は難しいです。

 

3つのエネルギー回路

 

「糖質摂取ゼロでまったく運動しない」と「糖質10g食べて食後に10g分運動する」のはまったく同じではないのですが、野菜には有用な成分も含まれていますので私は少し運動して食べようかなと。

もともと人間は敵から逃げたり獲物を追いかけたりと、何かと歩いたり走ったりしてきた生き物のはずです。だから食後にまったく運動しないと、デスクワークの多い現代では運動不足になりがちかも。

まだインスリンを注射していたころ、ジョギングを開始したとたんに血糖値が下がったのであわてて注射量を減らした経験があります。適度な運動はインスリンの効きを改善するためにも効果があるはずです。

ただし糖尿病合併症持ちの私にとって「糖質50g食べて食後に50g分運動する」ような生活は無理がありすぎてちょっとやれそうにありませんので、糖質10~15gぐらいにとどめています。

 

断糖は必須ではないかもしれない

糖質の摂取量を極力ゼロに近づけるのは、健康上特に問題がなければ別に良いと思います。ただすべての方がそこまで糖質を制限しなければいけないわけでもないと思います。

断糖までしなくても容易にケトン体が出る人もいれば、何か原因があってなかなかケトン体が出ずに困ってしまう方もいらっしゃるかもしれません。

何も食べない時間を長めにとる事、運動する事…これでケトン体が出やすくなるのでお試しください。もしかしたら体内でケトン体が効率よく使われているために尿にはほとんど出てこないだけかもしれません。

ただ、食後に運動できそうにない時間帯の食事をほぼ糖質ゼロで済ませられるのならそれもいいかも。

 

ホットバターコーヒー

 

私は朝はブラックコーヒーに無糖の生クリームを入れて飲んでいます。厳密にはブラックコーヒーも糖質ゼロではありませんが、自分の場合はこれぐらいは大丈夫なので…

そして昼や夜は食後に運動する事ができるので、野菜などからある程度の量の糖質を摂取して(食べようと思っているわけではなく、結果的に摂取してしまう)います。

人によってはダイエットのためには必ずしも「断糖」が必要なわけではなく、またケトン体が出ていないように見えてもちゃんと体内では作られていることもあります。

 

にゃご
にゃご

どの人も必ず断糖しなければいけないってわけじゃないということだニャー?

よっしー
よっしー

健康上問題なく継続できる方は良いと思うの。ただ必ずしも…というわけでもないってことね。